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避妊手術について(女の子・メス)

避妊手術について

当院は前述の通り手術と麻酔に力を入れており、犬猫の避妊手術も随時受け付けています。
避妊手術をすることは、動物にとっても飼主にとっても次のようなメリットがあります。

①    望まない妊娠を防ぐ

②    発情出血がなくなり、発情期のストレスを軽減させる

③    生殖器系の病気の予防(乳腺腫瘍、卵巣腫瘍、子宮蓄膿症など)

 

🐾犬の乳腺腫瘍について

乳腺腫瘍は避妊手術により発生を予防できます。犬の乳腺腫瘍の5割が良性・5割が悪性です。
避妊手術を行う時期による乳腺腫瘍の発生率は、初回の発情前で0.5%、2回目の発情前で8%、2回目の発情以降で26% です。

🐾猫の乳腺腫瘍について

猫の乳腺腫瘍は8~9割が悪性なので、慎重な対応が必要です。
避妊手術の有無で比べた猫の乳腺腫瘍の予防率は、6ヶ月齢までに手術実施で91%、1歳までに手術実施で86% です。

 いずれも早期に手術を行うことで、乳腺腫瘍の発生率を下げることができます。

避妊手術には全身麻酔が必要なので、事前の検査で麻酔リスクを評価します。
その検査結果と、手術内容・時間・部位・年齢などを考慮して、最適な薬剤の組み合わせを選択します。

さらに、全身麻酔と局所麻酔を併用することで、手術による痛みを最低限に抑えることが出来ます。

避妊手術は1泊入院してもらい、手術翌日に退院します。
当院では傷口に埋没縫合を行っているので、縫合糸が表面に出ません。
その為自己抜糸の心配がなく、術後のエリザベスカラーも不要です。

手術のタイミングは、生後6か月を目安にしていますが、高齢になってからの手術にも対応しています。
避妊手術をお考えの際は、いつでもお気軽にご相談ください。

 

🐾避妊手術はお任せください🐾

  玉川学園犬猫病院
  院長 綿貫貴明

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